看護師として働くなかで、人間関係に悩む人は多いじゃないでしょうか?
- 看護師同士の派閥がめんどくさい
- 詰所での悪口大会に耐えられない
- お局のいびりがキツい
- いじめのような新人指導
- 関わるのが苦手な先輩がいる
看護師は女性の多い職場であり、ドロドロした人間関係になりやすいですよね。
同僚や上司との関係が円滑でないと、ストレスが積み重なり業務に、そして心身にも影響が出てしまいます。
私も人間関係が原因で適応障害の診断をされた過去が…
この記事では、看護師の人間関係できついと感じた時に実践していた解決策を体験談をもとにご紹介します。
ぜひ看護師の人間関係に悩む方の、参考になれば幸いです。
看護師の人間関係がきついと感じた時の解決策5選
看護師の中には、人間関係がきついと感じている方も多くいるのではないでしょうか?
人間関係の悩みは完全に解決することは難しいですが、ちょっとした対策を意識することでストレスを少しでも減らすことはできます。
ここでは筆者が人間関係で悩んだときに実践して効果的だった方法を紹介します。
苦手な看護師にこそ積極的に頼る
苦手な先輩・同僚がいてきついと感じているなら、あえて「積極的に頼る」という方法もあります。
心理学的にも、「人は好意を与えられると、相手に好意をもつ」という性質があるといわれています。
誰でも人に頼れるのは嬉しいもの
積極的に頼ることで、苦手な看護師の機嫌をとれますし、ニコニコしてくれれば苦手も克服しやすくなります。
私も処置を手伝ってもらった日や、夜勤が一緒になった日は、「○○さんがいてくれて助かりました」と、頼りにしているアピールを前面に出してました。
どんな仕事よりも先輩が不機嫌なことが1番めんどくさかったので、とにかく「助かります!一緒にお願いします。」と積極的に頼っていましたね。
そうすることで自分への当たりも弱くなるので、おすすめの方法です。
仕事だけの人間関係と割り切る
仕事だけの人間関係と割り切ることも、メンタルを良好に保つためには大切です。
苦手な人と仕事以外で会う事はほとんどありません。
私は職場を出たら、仕事のことを考えないよう意識しています
嫌なことがあった時は、スタバやコンビニに寄り一息ついてから帰宅するようにし、嫌なことを家に持ち帰らないようにしていましたね。
なかなか割り切ることは難しいですが、「自分の大切な人」と「それ以外の人」とわけて考えることを徹底しました。
悩んでいた時に、ベストセラーの「嫌われる勇気」を読んだのですが、まさに私に必要なのは「嫌われる勇気だ」と思いました。
「なんで私は、嫌いな人にまで好かれようとしているんだろう?」と思えるようになり、スッと心が軽くなりました。
それ以来、悩んだ時は「大切な人以外は、別にどう思われてもいい!」と口に出す癖をつけ、割り切るようにしていました。
きつい時は無心になる
人間関係がきついと感じた時は、とにかく無心でいることが最大の解決策です。
といっても無心でいるのは、難しいことですよね。
私も無心になる事は苦手なので、「できるだけ目立たないようにする」「聞き流す」「聞いてないふりをする」ということを意識してました。
自分の行動、考えを変えることが大切です
例えば、昼休みは売店に行って時間をつぶしたり、使っていない会議室で1人休んだりしていました。
休憩室で過ごさなければいけない時は、「スマホやテレビに夢中ですよ!」とアピール。
悪口は聞いているだけでも疲れるので、とにかく無心になって聞き流すことが大切です。
どうしても話が気になって無心になれない時は、手帳をみて「楽しみにしてること」を考えていると自分の世界に入りやすい傾向がありました。
人間関係の悩みを人に相談する
特に女性は、話や愚痴をきいてもらうだけでスッキリすることもありますよね。
しかし悩みを相談する相手は、注意が必要です。
愚痴や悪口は、あっという間に広まってしまうからです。
私は同僚やプリセプターには、決して相談はしませんでした
「きついなぁ」と思った時は、看護学校の時の友達やSNSで愚痴を吐いたりしていましたね。
特にX(旧Twitter)は、看護師同士で繋がりやすい場所なのでおすすめです。
人間関係に悩んでいる人も多く、共感したり、励ましたりする関係になりやすいのでストレス発散の場になります。
私もXをやっているので、ぜひ交流してストレス発散しましょう!
しかし職場の人間環境が最悪な場合は、師長や部長など上司への相談をおすすめします。
私が新卒の頃、いじめがあったのですが師長は見て見ぬふりをし、全く話をきいてもらえませんでした。
「師長に相談しても解決しない」と感じ、部長に相談にいきました。
看護師同士のひどい派閥やいじめがある場合は、部長に相談することで部署移動の話をもちかけてくれるきっかけにもなります。
部署異動をお願いする
上記の対策をしても人間関係がきついと悩むなら、部署異動をお願いするのもありです。
部署(病棟)が変われば、人間関係もリセットされるので、個人で対策しても無理って場合は相談してみると良いでしょう!
毎日、嫌な先輩・同僚を目にしない、声を聞かないだけでかなり楽になります。
嫌な人に会わないって、それだけで幸せですよ
人間関係がきつく限界な時は、転職の選択もあり
「もう我慢できない」「体調が悪い」のように限界を感じている方は、転職の選択もありです。
「仕事だけの人間関係と割り切る」「無心になる」などを試しても、無理なものは無理ですよね。
私も結局は転職の決断をしました
「休みの日も仕事が憂鬱で仕方ない」「遊ぶ元気も出ず布団出られない」そんな症状はありませんか?
休みの日も全くリラックスできず、ずっと仕事の嫌なことを考えてしまう時はストレスが限界のサインです。
実際に私も、人間関係がきつかった時は休みの日も気分が落ち込み、布団からでられないことも…。
ふと「このまま人生終わるのいやだな」と感じ、適応障害と診断されてこともあり退職を決意しました。
「絶対に辞められない」という気持ちは、さらにストレスをためる原因になります。
「嫌なら転職もありか」と頭の片隅に入れておくだけでも、救われることもあるでしょう。
看護師の人間関係がきつい時の解決策まとめ
今回は、看護師の人間関係がきついと感じる時の解決策についてご紹介しました。
人間関係の悩みは、本当にきついですよね。
紹介した中にはすぐに実践できる解決策もあるので、ぜひ自分に合った方法をお試しください。
ただ無理し過ぎてもダメで、筆者のように心身に不調をきたすとその後が大変です。
「体調が悪い」「このまま仕事に行ったら頭がおかしくなりそう」と不調を感じた時は、上司に相談し、部署異動や転職するといった方法の選択もとってみてくださいね。
無理は禁物ですよ
今回は以上です。